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外国人入居拒否の現実と、23区の家賃高騰のリアル

川本 善信

筆者 川本 善信

不動産キャリア20年

親切丁寧に対応します。

【不動産のリアル】外国人入居拒否の現実と、23区の家賃高騰について

外国人入居拒否の現実と、
23区の家賃高騰について

不動産現場から見る「共生」と「格差」のリアル

外国人居住者が増え続けている。
少子高齢化で人口減少へと進む日本の労働力人口を補うことになるのか。

しかし、多くの外国人が住宅を借りる際、入居を拒否されてしまうという現実もある。
国籍を理由とした入居拒否を法律は認めていないのだが、断る理由はいくらでも後付けできる。日本語を話せ、日本人の保証人を用意できたとしても、外国籍だと伝えると「お断りしています」と即答する管理会社も多い。
これは国籍だけで人を判断している動かぬ証拠となるのだが。

1. なぜ「外国人不可」がなくならないのか

物件の所有者や管理会社が入居を断るのにも理由がある。
生活習慣の違いによるトラブルやクレームは、日本人入居者と比較してかなり多いのが実情だ。

⚠️ 現場で頻発するトラブル例
  • ゴミ出しのルールを守らない(分別・曜日)
  • 強い香辛料や油の臭い
  • 騒音のクレーム(深夜の通話やパーティ)

数え上げると切りが無い。同じ管理手数料をいただくのであれば、全く問題を起こさない普通の日本人に住んでもらいたいと思うのは、我々不動産業者の本音である。

入居者が起こすとされるトラブルに対応したルールブックを蓄積してきたデータを元に作り、入居希望の外国人に事前に配り説明し理解させる。
そんな対策に取り組んでいる業者もいるが、効果はどこまであるのかは疑問だ。

2. 変化する不動産業界と新たなビジネス

今日では外国人と、外国人斡旋に積極的な不動産会社をマッチングさせるサイトもあるようだし、外国人の営業スタッフを多数雇用し、言葉の障壁無くスムーズな契約を目指す不動産会社もある。

弊社も以前、ミャンマー人の営業社員を雇用していた過去がある。
英語があまり堪能ではなく、当時はミャンマーの方の入国も然程多くは無かった為、長くは続かなかったが。
外国人専用の保証会社も存在するし、大きな収益を上げていると聞く。まあ20年ぐらい前から比べれば、大分借り易くなっているのも事実である。

逆転の発想:外国人ターゲットの投資戦略

外国人の入居者にターゲットを絞り、賃貸経営を成功されている投資家の大家さんもいる。
「築古・三点ユニット・和室・エレベータ無し・駅から遠い」等で日本人に敬遠される物件でも、安ければ外国人は借りてくれる所に目を付け、物件を増やし続けている。
日々トラブルは絶えないはずだが、直ぐに自ら入居者の元に駆付け、改善するためのアイデアを絞り出し、家主としての努力を惜しまずに動いた結果である。

3. 貧富の差とこれからの住まい

日本人であってもこれから貧富の差は広がり、二極化が更に進むであろう。
墨田区の押上エリアで日々仕事をしている身としては、家賃の上昇スピードに困惑している。

築浅だが50㎡前後程度の2LDKでさえも、家賃30万円超えとなる物件も多々ある。
25㎡15万円の1Kだってザラにある。
年収の高い大手勤務の人間しか、23区内に住むことが出来なくなることをついつい想像してしまう。

私は数年後には木更津エリアで暮らすつもりでいるが、最近SNSや民放でナイジェリア人の移民が木更津市に大挙してくるというニュースが流れた。
川口市みたくなってしまうのか、真相は不明である。