再開の知らせは、素直にうれしい
押上駅の東武鉄道高架線付近にあったラーメン店が、向島でリニューアルオープンしました。 以前、店前に待つ人がいないタイミングで偶然訪れて以来、すっかりファンになっていたのですが、 数カ月後に訳あって閉店。ところがこの度、縁あって弊社管理物件にて再開という運びになりました。 本当に心から嬉しい気持ちです。
老舗の歩みと、再開までの時間
実は前身のラーメン店から数えると、歴史は40年以上に及ぶ老舗です。 ニューオープン直後は、待ち侘びていたお客さまで混み合うだろうと思い、しばらくは足が遠のいていました。
そんなある日、仕事帰りの19時ごろに店の前を通りがかると、ちょうど一~二席分の空きが見えました。 迷う理由はなく、そのまま立ち寄ることに。
カウンターのみの配列は以前の店舗と同じですが、造りは広々としていてゆとりがあります。 元喫茶店の内装をスケルトンから仕上げたとのことで、導線が理に適っており、とても居心地がよい空間でした。
変わらない名物と、少しの進化
この店といえば、やはり生姜飯です。どこかタイ料理のカオマンガイを薄味にしたような趣きで、 ラーメンと相性のよい味付けで炊き込まれています。
そこまでお腹が空いていたわけではありませんが、久しぶりということもあり、 券売機で定番の「中華そば」と「生姜飯」のセット(1,300円)を選びました。
母娘の手際のよい連携は相変わらずで、待ち時間はそれほど長くありません。 そして、着丼。やはり旨い。いや、前よりも旨くなったのではないか――そう感じる一杯でした。
厨房の景色に見えた、覚悟
以前は2オペレーションだったと記憶していますが、今回は厨房にもう一人、男性が加わっていました。 黙々と働く姿は、ただのバイトという雰囲気ではなく、もしかしたら店のご主人なのかもしれません。
再開までの道のりは、きっと険しく困難だったはずです。 だからこそ、この度の出店には感慨深いものがあるのだろうと思います。 味のブラッシュアップを続け、さらに繁盛するのは間違いないでしょう。 私も月一くらいでお邪魔したいと考えています。
弊社の近況:新体制の一年三カ月
さて弊社ですが、メンバーの総入替えで始まった新体制も、すでに一年三カ月が経過しました。 結果は、予測していたよりも上向きです。試行錯誤の一年ちょっとでしたが、 ようやく方向性が定まってきた感があります。
広く浅い知識ではなく、専門分野に深い知識を持つ者たちが仲間に加わりました。 強いて例えるなら「売買の巨人」と「ITの巨人」とでも名付けたくなるような二人です。 これまで不在だった専門知識を持つ者の参入によって、来年が非常に楽しみになりました。
「永久の未完、これ完成なり」
宮沢賢治完成ばかりを追い求めていた若い時分には、この言葉の意味に気付けませんでした。 物事に「完成」など、実のところ皆無なのかもしれません。
だからといって、サボっていいという話ではありません。 日々、完成に向かって努力を惜しまず精進する。 その結果、未完成のまま命が尽きても後悔しない――そういうことなのでしょう。 そして、思いを継いでくれる後進がいれば、なお良い。

